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カジ・ギャスディン「家から見た風景」

¥880,000 税込

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作家名:カジ・ギャスディン(Kazi Ghiyasuddin)
作品名:家から見た風景
サイズ:H760mm x W570mm
(額縁外寸サイズ H905mm x W700mm)
技法:油彩・紙
制作年:1998

カジさんは、自然と音楽からインスピレーションを受けた独自の視覚言語を通じて、視覚芸術の新たな地平を切り開いています。彼の作品は、伝統的な物語や象徴を超越し、色彩、形、そして音の繊細なハーモニーを通じて観者に直接語りかける、抽象表現の鮮やかな探求です。カジさんは、絵画を通じてメロディーの対比法を模索し、自然の無限の変化を生の材料として用いながら、自身の感情を独自の方法で表現しています。彼の作品には、物語性が用いられることはなく、代わりに彼自身のフィーリングを伝えるための個人的な手法が用いられます。

カジさんの創作プロセスは、力と美の間の対話、そして自然との調和の探求に根ざしています。彼は、自然の中で自己を見つめ、そこに対等に存在するものを発見することを通じて、もう一つの自然を創造しようと試みます。彼の絵画は、形態の物理的な分解よりも、心の中の情緒の領域での分解と再構成に焦点を当てています。彼は、自分を取り巻く世界を心の眼で分解し再構成することで、それ自身が語り出す絵を合成します。

カジさんの作品の美学は、文字や記号を通じて理論やメッセージを発展させようとはせず、単に鑑賞者に彼の冷静なフィーリングを伝えることに焦点を当てています。彼は自分自身の歓びのために絵を描き、対象物の描写ではなく、対象物の像に新たな見え方を加えることを真の画家の義務と考えます。彼の絵は本質的に音楽的であり、観者が一定の距離を置いて観た時に最も良く見えるよう設計されています。

バングラデシュ出身でありながら、日本で創造的個性を開花させるための決定的な期間を過ごし、その経験が彼の創造的個性を開花させる事になったカジさんは、その作品の中でバングラデシュの魂を生き続けさせています。彼の作品のモチーフは抽象的でありながら、民話や神話から借りた自然な文字や記号を自由に使い、それらを自身の情緒の伝達手段としてのみ用います。彼は、永遠の魅力と微妙な多様性を持つバングラデシュの顔を、創造意識の核として生き続けさせています。
私は結局のところ、バングラデシュのアーティストである。と彼は語る。

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